【初心者必読!】3Dプリントを始める前に買っておきたい11選!

我が家に3Dプリンターがきて2週間が経ちました。

「3Dプリンターを動かす」と一口に言っても、2Dプリンターでいう「紙」や「インク」が必要なのと同じように、その機械本体を買うだけでは成立しないということは想像に難くないと思います。

ところが3Dプリンターの場合、2Dプリンターにとっての「紙」や「インク」に相当するもの意外にも用意するものがたくさんあり、個人的には一番衝撃的でした。

正直なところ、そういった事前知識なく色々と揃えスムーズに始めることは難しいと思います。

ということで今回の記事では、データ作成から印刷までのサイクルもわかってきた3Dプリンター歴2週間の管理人こと私が、初心者目線で3Dプリンターを始める前に用意しておいてよかったもの、これは用意しなくてもよかったな~というものを真剣に評価しようと思います!

目次

3Dプリントの流れを理解して、必要なものを見極めよう!

3Dプリントの流れを理解しよう

出力の流れがわからないと、その道具がいつ必要になるものなのか想像し難い部分があると思います。
ここでは簡単に以下の7つのステップに、道具の必要となる場面をまとめてみました。

まずはこの流れをおさえておきましょう!

STEP
データ作成

拡張子STLやOBJとなるCADデータを作成し、chituboxなどのスライサーソフトを使用しスライスデータを作成します。
この作成したデータを3Dプリンターに読み込ませる工程から始まります。

STEP
成果物を出力する

2Dのプリンターでのプリントにインクが必要なように、
成果物の出力にはレジンが必要です!

⚠レジンを扱う際には必ずゴム手袋マスクをつけ、換気を徹底するようにしてください⚠

STEP
成果物を取り出す

出力完了した成果物をビルドプラットフォームから取り出します。
この際切れ味の良いスクレーパーがあると便利です!

STEP
成果物を洗浄する

不要なレジンやゴミを洗い落とします。
環境にも配慮し、どんぶり皿(風呂桶)に水をためて洗浄しましょう!

洗い落としたレジンについても硬化させ、ストレーナーを利用して捨てるようにしましょう!

STEP
本体を洗浄する

使用後は多くのレジンがついています。
無水アルコールキムワイプを用いて定期的に洗浄しましょう!

STEP
成果物を乾燥させる

太陽の光や風にあてて乾燥させましょう

STEP
成果物を二次硬化させる

太陽光やUVライトなどの紫外線に触れることで二次硬化が進行します。
この工程を経ることでカチカチの成果物が完成します!

本体を買うことでついてくるものもある

どんなツールを買えばいいかわからない方には朗報です。
実は3Dプリンター本体を買うと最低限のツールがついてきます。

ただ、買った3Dプリンターにどのツールが入っているかわからないことも少なくないです。
被ったら嫌に思う側の人間としては、半端に入れるくらいならセットにしなくていいのに・・と思ってしまいます。

ちなみに MARS3 を購入すると下記のセットが入っています。

ヘラ
スクレーパー
ニッパー
ろ紙
chitubox 利用カード
六角レンチなど予備パーツ

作業環境に合わせて必要なものを見極めよう!

個人の独断と偏見(純度100%)で評価をしていきます。

あくまで私の中で「これは必要!」と思った肌感覚で、5段階の評価をつけています。
※商品そのものの評価ではないので悪しからず

絶対に必要
あったほうが便利
あってもいい
なくても問題ない
いらない
独断と偏見による評価基準

ではいきましょう!


水洗いレジン

これがなければ始まりません!

2Dプリンターにとってのインクのようなものです。文句なしの星5つ。

ちなみに水洗いではないレジンを買うことも考えたのですが、水道で流せなかったり不便なことが多そう、
ということで、初心者におススメらしい水洗いレジンを選択しました。

ゴム手袋

理由を説明するまでもなく、これも必要かと思います。

液体状のレジンが皮膚に触れることでよいことはなく、レジンアレルギーを発症する可能性もあります。
成果物を取り外すときに思いっきり触れることになるのでないと困ってしまいます。

マスク

ご時世もあって厳密には用意していないですが、元々家に用意してあった(用意した!)ということで 笑
これについてもゴム手袋と同様の理由で用意しましょう。

レジン、臭いです。

何度でも言いますが換気を忘れずに!

スクレーパー

ビルドプラットフォームから成果物を剥がす際に使います。

使わないことがないという意味では星5なのですが、MARS3では本体購入時付属のツールキットに入っています。
というわけで必要度の面で考えると一つランクを下げて星4としました。

とはいえ付属のスクレーパーは雑魚雑魚の雑魚なので、取り外すのに結構な時間を要してしまいます。

であればOLFAのスクレーパーなど、強いものを購入して効率化を図るのがよいのではと思います!

無水エタノール

レジンタンクの洗浄時に使います。

レジンタンクに汚れが蓄積すると精度の低下につながるそうです。
ライトを当て続けられる場所ですからね、それはそう。

私はレジンタンクにレジンを入れっぱなしにしていて洗ったことがないのですが、
いざというときには必要だと思うので星3で。

キムワイプ

かの有名なキムワイプさんです。

ビルドプラットフォームにできた作品を剥がしておいて置く場所としたり、水洗いしたあとに置く場所としたり、無水エタノールと一緒にレジンタンクの洗浄に使ったりと万能です。水に濡れてもティッシュみたくボロボロにならないのがGood!

ストレーナー

いわゆるろ紙ですが、理科の授業で使ったやつよりは高級感のあるやつ(組みあがっているやつ)を買いました。
ちなみに本体にもついてくるので初めから買う必要はないと思います。

どういった場面で使うかというと、成果物の出力後、水で成果物を洗浄した後の問題を解消する際に使用します。

というのも、できあがった成果物を水で洗うと、レジンの残骸が水に残ってしまいます。
固体のレジンだけならまだいいのですが、液体のレジンも水に溶けた状態で残ってしまいます。

液体のレジンをそのまま下水道に流しても環境への影響は限定的とのことですが気が引けますよね…
太陽光を浴びせると紫外線で硬化したレジンが現れるので、その硬化後のレジンと水を分離する、そのような際に重宝します。

UVライト

正直なところなくてもいいような気もしますが、あればそれ相応に便利です。

出力した成果物、これができたら終わりではなく紫外線に当てて二次硬化をさせてあげなければなりません。
しなくてもある程度は固いのですが、ふにゃふにゃ感が残ります。

そこで紫外線を当てる方法として、太陽にあてることが考えられます。

ただ太陽にあてる場所がない!そんなときには紫外線を人工的に当てていくことになります。
その際にあると便利なものがUVライトです。

特に最近ではネイル用のUVライトもありますし、それを購入すれば部屋の中で完結します。
小物に照射するには十分かと思います!

ビーカー

理科の実験で使うようなガラス製のものではありませんが、プラスチック製のものを100円ショップで購入しました。

レジンタンクで使用したレジンをこのビーカーに移し、そこからレジンケースに戻す、
そういった流れを経る際に使おうと思っていました。

ただ、冷静に考えてレジンタンクからレジンケース戻すのであれば、
ろうとを間に挟んで移せばいいだけなので、これは結果的に要らなかったですね。

これから使う機会があったら評価は上がっていくかもしれません。

ろうと

100ショップでプラスチック製のろうとを購入しました。

レジンタンクからレジンケースにレジンを戻す際に重宝します。
ただ最近はレジンタンクにレジンそのままでも問題ないような気がしているので使ってないです。

レジンタンクは毎回常に洗おう、とそういう考え方に変わったら評価はもっと上がるのかなと思います。

歯ブラシ

細かい作品を出力して洗浄をする際、レジンが残ってしまうのでそれを除去するために購入しました。

買ってもいずれ使うことになる日用品なので用意しておいて損はないと思います。
私は使い古した歯ブラシを使っています。

どんぶり皿(風呂桶)

出力した成果物を洗浄する際に洗い場として使います。

洗面所で洗うのは流れてしまうことで環境に悪いですし、レジンが残ってしまったら顔を洗うときに皮膚に触れて危ないですよね。洗い場は独立してしかるべきだと考えると、これは必需品ではないかと思います。

私は食洗器非対応で使わなくなっていたどんぶり用のお皿に新たな職務として割り当てました。

まとめ

結局何が必要なの?

早いところ必要なものだけ知りたいんだよ!
そういう人もいると思うので最後に評価順に用意するものをまとめてみます!

スクロールできます
必要なものランキング評価
水洗いレジン
ゴム手袋
マスク
どんぶり皿(風呂桶)
スクレーパー
キムワイプ
無水エタノール
ストレーナー
ろうと
歯ブラシ
UVライト
ビーカー
必要なもの早見表

いかがだったでしょうか。
この記事では3Dプリントの流れを踏まえ、場面ごとに3Dプリントライフを支えてくれる強い味方についてまとめました。

3Dプリンターを始めるどなたかのヒントとなれれば幸いです。
ではでは👋

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

高校生の時からジオラマづくりを始めて早10年。
模型界にも迫りくるデジタル化を上手に乗りこなしたいそんな私です。

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次